過去問・問題一覧
DENRISE / デンライズ
電験三種(第三種電気主任技術者)
理論 過去問・問題一覧
全14問・解説つき(無料)
q3101
平行板コンデンサ(比誘電率5の誘電体入り)から誘電体を半分だけ引き出したときの、引き出す前後の静電容量の比 C1:C2 を求める問題(図)。
(1) (1)
(2) (2)
(3) (3)
(4) (4)
(5) (5)
正解: (4)
引き出す前は C1=5ε₀S/d。半分引き出すと誘電体部分と真空部分の並列合成となり C2=(5+1)/2×ε₀S/d=3ε₀S/d。よって C1:C2=5:3 です。
出典:令和7年度下期 第三種電気主任技術者試験 理論科目(2026年3月22日実施)
q3102
3 m離れた2つの正の点電荷(各3×10⁻⁷C)を結ぶ線分上、A点から1 mの点Pに置いた点電荷Qに、B点方向へ5×10⁻³Nの力が働くときのQの値[C]を求める問題(図)。
(1) (1)
(2) (2)
(3) (3)
(4) (4)
(5) (5)
正解: (3)
P点の電界は E=9×10⁹×3×10⁻⁷×(1/1²−1/2²)≒2025 V/m(B向き)。Q=F/E=5×10⁻³÷2025≒2.5×10⁻⁶ C となります。
出典:令和7年度下期 第三種電気主任技術者試験 理論科目(2026年3月22日実施)
q3103
巻数1 000のコイルに直流電流0.2 Aを流したとき、6×10⁻⁴ Wbの磁束を発生した。この場合、コイルの自己インダクタンス[H]の値として、最も近いものは。ただし、コイルの漏れ磁束は無視できるものとする。
(1) 1
(2) 2
(3) 3
(4) 4
(5) 5
正解: (3)
自己インダクタンスは L=NΦ/I=1 000×6×10⁻⁴÷0.2=3 H です。
出典:令和7年度下期 第三種電気主任技術者試験 理論科目(2026年3月22日実施)(一部改変)
q3104
半径0.5 mと1 mの1/4円弧と直線導線からなる扇形導線に16 Aを流したときの、中心Oにおける磁界の大きさH[A/m]を求める問題(図)。
(1) (1)
(2) (2)
(3) (3)
(4) (4)
(5) (5)
正解: (5)
円形電流の中心磁界 H=I/2r の1/4倍が各円弧の寄与です。内側: 16/(2×0.5)/4=4 A/m、外側: 16/(2×1)/4=2 A/m で向きが逆のため、H=4−2=2 A/m です。
出典:令和7年度下期 第三種電気主任技術者試験 理論科目(2026年3月22日実施)
q3105
R1=5Ω と、並列接続された R2=4Ω・R3=8Ω からなる直流回路で、各抵抗の消費電力 P1, P2, P3 の大小関係を求める問題(図)。
(1) (1)
(2) (2)
(3) (3)
(4) (4)
(5) (5)
正解: (1)
R1には全電流Iが流れ P1=5I²。並列部の電圧は(8/3)Iなので P2=(16/9)I²、P3=(8/9)I²。よって P1>P2>P3 です。
出典:令和7年度下期 第三種電気主任技術者試験 理論科目(2026年3月22日実施)
q3106
内部抵抗r・起電力Eの電池に可変抵抗Rを接続し、R=2.25Ωで3 A、R=3.45Ωで2 A流れたときの起電力E[V]を求める問題(図)。
(1) (1)
(2) (2)
(3) (3)
(4) (4)
(5) (5)
正解: (2)
E=I(R+r)より 3(2.25+r)=2(3.45+r) を解くと r=0.15 Ω。E=3×(2.25+0.15)=7.2 V です。
出典:令和7年度下期 第三種電気主任技術者試験 理論科目(2026年3月22日実施)
q3107
可変抵抗R1・R2と抵抗Rxからなる直流回路で、2つの条件(R1=90Ω,R2=6Ω / R1=70Ω,R2=3Ω)でRxに流れる電流が等しくなるときのRx[Ω]を求める問題(図)。
(1) (1)
(2) (2)
(3) (3)
(4) (4)
(5) (5)
正解: (2)
分流の式から I=E·R2/(R1R2+R1Rx+R2Rx)。両条件を等置すると 6(210+73Rx)=3(540+96Rx) となり、Rx=2.4 Ω です。
出典:令和7年度下期 第三種電気主任技術者試験 理論科目(2026年3月22日実施)
q3108
R1=20Ω・R2=30Ω・C=1/(100π)F・L=1/(4π)H からなる回路で、f=10 Hz と f=10 MHz のときに R1 を流れる電流の比 I10Hz/I10MHz を求める問題(図)。
(1) (1)
(2) (2)
(3) (3)
(4) (4)
(5) (5)
正解: (5)
f=10 HzではXC=XL=5 Ωで並列共振となりLC部は開放→I=V/50。f=10 MHzではCがほぼ短絡→I=V/20。比は20/50=0.4 です。
出典:令和7年度下期 第三種電気主任技術者試験 理論科目(2026年3月22日実施)
q3109
抵抗Rと誘導性リアクタンスXの直列回路(E=100 V)で電流10 A、さらに11 Ωを直列接続すると5 Aになったときの抵抗R[Ω]を求める問題(図)。
(1) (1)
(2) (2)
(3) (3)
(4) (4)
(5) (5)
正解: (5)
図1より R²+X²=10²、図2より (R+11)²+X²=20²。差をとると 22R+121=300 となり R≒8.1 Ω です。
出典:令和7年度下期 第三種電気主任技術者試験 理論科目(2026年3月22日実施)
q3110
直流電源・抵抗R・インダクタンスLの回路でスイッチを閉じた後のコイル電流iLの波形について、R=2Ωのときの波形(図2)を基準に、R=1Ωのときの波形変化を選ぶ問題(図)。
(1) (1)
(2) (2)
(3) (3)
(4) (4)
(5) (5)
正解: (4)
RL回路の最終電流はV/R、時定数はL/Rです。Rを2Ωから1Ωにすると最終電流は2倍、時定数も2倍になるため、より高い値へゆっくり立ち上がる波形となります。
出典:令和7年度下期 第三種電気主任技術者試験 理論科目(2026年3月22日実施)
q3111
次の文章は、それぞれのダイオードについて述べたものである。
a. 可変容量ダイオードは、通信機器の同調回路などに用いられる。このダイオードは、pn接合に(ア)電圧を加えて使用するものである。
b. pn接合に(イ)電圧を加え、その値を大きくしていくと、降伏現象が起きる。定電圧ダイオードは、この性質を利用して所定の定電圧を得るようにつくられたダイオードである。
c. レーザダイオードは光通信や光情報機器の光源として利用され、pn接合に(ウ)電圧を加えて使用するものである。
空白箇所(ア)〜(ウ)に当てはまる語句の組合せとして、正しいものは。
(1) (ア)順方向 (イ)順方向 (ウ)逆方向
(2) (ア)逆方向 (イ)逆方向 (ウ)順方向
(3) (ア)逆方向 (イ)順方向 (ウ)逆方向
(4) (ア)順方向 (イ)逆方向 (ウ)順方向
(5) (ア)逆方向 (イ)逆方向 (ウ)逆方向
正解: (2)
可変容量ダイオードは逆方向電圧で空乏層の幅(=容量)を変化させます。定電圧ダイオードは逆方向の降伏現象を利用し、レーザダイオードは順方向電圧で発光します。
出典:令和7年度下期 第三種電気主任技術者試験 理論科目(2026年3月22日実施)(一部改変)
q3112
電極間隔d[m]の平行板電極(電圧V[V])の陰極板上の電子に加わる力F[N]の式を選ぶ問題(図)。
(1) (1)
(2) (2)
(3) (3)
(4) (4)
(5) (5)
正解: (1)
平行板間の電界は E=V/d で一様です。電子に働く力は F=eE=eV/d となります(質量mは力の式には現れません)。
出典:令和7年度下期 第三種電気主任技術者試験 理論科目(2026年3月22日実施)
q3113
水晶振動子と水晶発振回路に関する記述として、誤っているものは。
(1) 水晶振動子は、水晶片を二つの電極で挟んだ素子である。
(2) 水晶振動子の電気的な等価回路には、直列共振周波数と並列共振周波数の差が非常に小さいという特徴がある。
(3) 水晶発振回路は、LC発振回路のコンデンサを水晶振動子に置き換えたものである。
(4) 水晶発振回路は、LC発振回路と比較して周波数変動が非常に小さい。
(5) 水晶発振回路を用いた周波数シンセサイザは、無線送信機の周波数源として利用されている。
正解: (3)
水晶振動子は直列共振と並列共振の間の狭い周波数帯でインダクタンス(コイル)として動作します。置き換えるのはコイルであり、「コンデンサを置き換えた」という記述が誤りです。
出典:令和7年度下期 第三種電気主任技術者試験 理論科目(2026年3月22日実施)(一部改変)
q3114
正弦波実効値目盛の全波整流形電圧計で、振幅8 V・周期20 ms・デューティ50%の方形波電圧を測定したときの指示値[V]を求める問題(図)。
(1) (1)
(2) (2)
(3) (3)
(4) (4)
(5) (5)
正解: (4)
全波整流形電圧計の指示は整流平均値×正弦波の波形率1.11です。この波形の平均値は8×10/20=4 Vなので、指示値は4×1.11≒4.44 Vとなります。
出典:令和7年度下期 第三種電気主任技術者試験 理論科目(2026年3月22日実施)
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